(注:自分の記録をほぼそのまま流用しているため、今はないものがある可能性があります。ご了承下さい)
うどん好きキャラとして名を馳せていたガキの頃の自分にとって、香川県ひいては四国地方はエルドラドでした。うどんがめっちゃ食えるというだけで、四国地方全体を神格化していたという訳です。
さて、そんなガキの頃から約20年が経った昨年4・5月のゴールデンウィーク、遂に四国地方に行ってきました。「どうせ行くなら全県制覇しよう、4県だし」と、長期休暇と社会人かつ親の脛を齧る者の特権に物を言わせて4泊5日の強行軍を敢行しました。
そういう訳で、その時のあれこれを垂れ流していきます。「いやアンタ11月に兵庫・大阪行ってきたじゃろ。そっちじゃないんか?」と社内の方々は思われたことでしょうが、さるお方からこの時の話を聞きたいという依頼がありました故、こちらにしました。
それなりに旅行に行かれる方々はご存知だとは思いますが、茨城空港から直接四国地方に行くことはできません。一応神戸空港経由で行けなくはないとは思いますが、羽田空港なら直で行けますし安上がりだと思います。
移動ルートとしては、まず羽田空港に行って、そこから徳島県へ。2日目は香川県、3日目は高知県、4・5日目は愛媛県、といった具合です。紹介もその順でやっていきます。

上で強行軍と表現したのはこのため。普段からそうだが、常に寝坊という恐怖と戦いながら旅行をしている
徳島県と聞いて真っ先に想起するものの1つに鳴門の渦潮があるでしょう。徳島県でメインだったのはそれです。大鳴門橋から真下の渦潮を見る、というイメージが強いと思いますが、船に乗って間近で見ることもできます。
2種類——ゆっくり移動でゆったり見られるタイプと、高速移動で海中からも見られるタイプ——あって、自分が乗ったのは後者の方。渦潮の中に突っ込んで、船の下部の窓から渦巻いている様子が見られます。上から見る分にも前者より渦潮を間近で見られるので、その分迫力が凄いですが、揺れも酷くなります。ちなみに吐きかけました。

写真だと分かりづらい

撮影タイミングの悪さと撮影技術のなさが相まってはっきり渦潮だと分かる写真や動画が1つもない

早めに予約しないと枠が埋まってしまうのと、渦潮の性質上できる時間帯とできない時間帯があるので注意
夜は翌日の移動手段の都合もあって徳島市へ。駅から歩いて数分のところに眉山というのがありまして、いつぞやかの函館みたいな夜景を楽しめます。ロープウェイがあるので楽々。

カップルがそれなりにいて孤独の人間には些か辛かった

ロープウェイ乗り場にて。ufotableゆかりの地だと知ったのは執筆途中のこと
昼食は鳴門公園(大鳴門橋近く)にある潮風って店の鯛茶漬け。鯛は最初はそのまま頂いて噛みごたえを楽しみ、その後は出汁をかけてホロホロ食感を楽しむのが乙。

鯛にはタレがかかっている

井上和彦さんのサインがあったのでついでに掲載
夕食は麺王って店の徳島ラーメンです。徳島ラーメンはすき焼き風ラーメンと言われているそうですが、実際にすき焼きの味がしたかと言われるとそうでないような気がします。風は飽く迄風!
スープには白、茶、黄の3系統があり、恐らくは茶系統だと思います。スープの絵面的に自分が飲めばたちまち胃もたれするタイプなのだろうと覚悟していましたが、胃もたれしなかったので意外と胃に優しいのかなぁと。

胃もたれを恐れてスタンダードな奴にしたのが若干の後悔
以下余談。
鳴門公園に行くにあたって一旦鳴門駅で降りたのですが、駅前に足湯がありました。温泉街以外にこういう足湯があるのは珍しいイメージ。


バスの待ち時間がそれなりにあったので、待機中に丁度良い
徳島県はこのくらいで、次は香川県。
冒頭であんなことを言ったことですし、まずはうどんから。朝昼晩3食うどんです。朝は味庄という高松駅前にある店で、早朝から営業しているので朝早く移動した人間にはこの上なく嬉しいものです。昼は松下製麺所という、後述する栗林公園近くにある店です。夜はもり家という店で、これは東京都にも1店あるそうです。
まぁ当然っちゃ当然ですけどうどん屋と一口に言っても様々あります。メニュー、天ぷらや無料トッピング、麺の切り方に麺の弾力、注文した料理が届くまでの過程など、3店舗巡っただけでも店ごとの色があるのだなぁと感じました。特に松下製麺所は出された麺を10〜20秒程度お湯にくぐらせるという形態で、珍しく、また楽しくも感じました。

味庄

松下製麺所

もり家
今でも若干うどんホリックなので、全都道府県制覇が終わったらうどん目的で香川県に行く所存
勿論うどん食って終わりという訳ではありません。まずは小豆島。高松駅付近の港からフェリーに乗ることができ、確か片道大体1時間程度で着きます。

船がヤドンだった
ここにはエンジェルロードっていう名所がありまして、干潮だと小道ができて島と小島が陸続きになります。なるんですけど、自分は朝一で行った上で間に合いませんでした。強行軍の宿命……!
ちなみに今回行ってないんですけど、寒霞渓ってところは秋になるとロープウェイで紅葉の絶景を楽しめますし、魔女の宅急便のロケ地もありますしで、1泊2日での小豆島滞在するのもアリです。

干潮時であればうっすらと見えているところを歩ける

からかい上手の高木さんの舞台だった
お次は栗林公園。高松駅から何駅か移動したところにあるザ・日本庭園です。この頃若干暑かったんですけど、エリアによっては木陰ばかりのところもあり、避暑地としても良かったです。
またこの公園内では池や木々を眺めながら抹茶を頂くことができます。昨今の甘い抹茶とは違って一切の甘みがありませんでしたが、ほんのりとした苦みと抹茶特有の風味……とでも言うんですかね? それが絶妙で、大の甘党の自分でも非常に美味しく感じました。

池

抹茶。お菓子付き

抹茶の飲めるところ。なお自分が通された席は風景が見づらかっただか見えなかっただか
最後は父母ヶ浜。ウユニ塩湖です、日本の。高松駅から1時間程度、そこから更に車系での移動が必要となりますが、以下のようなウユニ塩湖的な写真が撮れるので行ってみる価値は大きいと思います。

Supported by 地元のおっちゃん。1人の場合は脚立を持っていくなりコミュ力を鍛えるなりしましょう
香川県については以上です。次は高知県へ。
高知県の川といえば四万十川と仁淀川。自分は後者に行ってきました。仁淀川の色は『仁淀ブルー』とも呼ばれておりまして、まぁ正直「緑に見えるといいどすなぁ!」くらいのノリで行ったんですけど、想像以上に緑でした。申し訳ありませんでした。

緑を青と表現するのはただの日本あるあるらしい

竜とそばかすの姫の舞台だった
で、運動を憎んでいると言っても過言ではないコイツが何しに行ったかというと、カヌーです。高校時代の友人が旅行先でカヌーをやってて、自分もやってみてぇなぁと思って挑戦した次第です。
始まった頃は明後日の方向へ突き進んでいきましたが、10分20分で適応。戦いの中で成長している。自分のやったところだと流れのない場所が多く、慣れてきたら流れの激しい場所に言ってもいいって感じでした。自分は事故って大惨事になる自信があったので、流れの激しい場所にはあまり行きませんでした。

余談だがカップルが一緒だった。多分2人でイチャコラしたかったのだろうが、ぼっちのキモい奴もいてさぞ辛かっただろう。俺もだよ
ちなみに仁淀川周辺には観光スポットや施設が色々あります。ほぼ車前提ですが、運転や 財力に自信のある方はレンタカーなりタクシーなりで各所巡ってみると良いと思います。

カヌーの受付もここ。温泉が併設されており、カヌー後に入ると気持ちいい

アイスの店

フレンチトースト、ソフトクリーム付き
朝食と昼食はザ・高知って感じのものではなかったんですけど、夕食はザ・高知なものを頂きました。父母ヶ浜で出店の焼き鳥屋のお姉様から「高知行くならひろめ市場行きなー」と提言されたので行ってきました。
飲食店を中心に数十件程の店が入っていて、馴染み深いものから高知の特産品まで色々食べられます。半ばフードコートみたいな感じで様々な食事を楽しめる一方、休日の食事時になると座席争奪戦が激化するので、複数人で行くなり人がいないタイミングを狙うなりしましょう。自分は負けました。

中はこんな感じだが、プライバシー保護用の顔隠し君の圧が凄い
とはいえそんな敗北者向けの救済措置と言うべきものもあります。自分が行った軍鶏伝って店もその1つで、この店の中に座席があります。店ごとにルール(他の店の飲食物の持ち込みについてとか)が決まっていることもあってか比較的空いていたので、最初からこういう店を狙うのもアリかと。
店名から分かる通り軍鶏メインの店ですが、他にも高知の特産品を扱っております。軍鶏の唐揚げ丼、カツオの塩たたき、青さの天ぷら、鯨の串カツなど。

手羽元、もも、胸、皮の唐揚げ。とりわけ手羽元の弾力が凄い、凄すぎる

以来カツオのたたきには必ず塩をかけている(別添)。ただ粗塩でやらないとしっくりこない

意外とふわふわ系。青さの味が広がる

味の記録が残っていなかったが、美味かったのは覚えている。魚っぽい感じじゃなかったような
以下余談。高知県といえばやなせたかし先生の故郷。いろんなところにアンパンマンがいました。ちなみに朝ドラもやなせたかし先生でしたねぇ。

こういう石像がいろんなところにあった。同期の某氏にとっては楽園であろうか?
最後、愛媛県。愛媛の温泉地といえば道後温泉。
道後温泉本館とその別館である飛鳥乃湯泉と椿の湯に行ってきました。椿の湯は普通の銭湯って感じでしたが、前2つは個室で休めるコースもあります。個室コースはお茶とお茶菓子付きで、風呂入って休んで風呂入って——という感じで楽しめます。値段が気になる人は比較的安価な大広間コースもあるのでそちらにしましょう。ちなみに道後温泉本館には追加料金を払わないと入れない温泉や部屋があります。

道後温泉本館

飛鳥之湯泉

椿の湯

道後温泉本館の個室。昔ながらの雰囲気が良い
温泉街には路面電車で向かうことになるんですけど、なんと駅にスタバが併設されています。明治時代からある建物だそうです。意外と温泉地・温泉街にスタバはないので個人的には嬉しい。スタバのためだけに別の街に行かなくてすみます。

常々思っているが、日立駅もスタバを併設するべき
温泉街は駅から出てすぐそこで、まぁ当然いろんな店がある訳ですが、特に気に入ったのは愛媛の食卓1970、謂わばオレンジジュース専門店です。テレビなりネットなりでオレンジジュースの出る蛇口を見たことがあると思いますが、それが2、30個あります。みかんの品種ごとの特徴が書いてあって、カルディーでコーヒー豆を見ているような気分になります。

蛇口ごとに品種が異なる
また温泉街には鯛めしの店があります。自分が食べたのは秋嘉という店の炊き込みご飯タイプの松山鯛めしで、宇和島鯛めしというのもあります。こっちもお茶漬けにできます。お供にじゃこ天も注文。

鯛めし色々セット

魚の練り物で、恐らくは使う魚の違いによる味の違いが楽しめる
自分は殆ど温泉に入っていたのであまり巡れてはいないんですけど、他にも店が色々あって食べ歩きとか飲酒とかもできるので、2日かけてじっくり楽しむのが良さげかなぁと。

足湯

手湯

温泉地に行くとよく見る温泉むすめ。毎回写真撮ってる

おっちゃんビームサーベルで温泉でも作るんすか?
徳島、香川、高知とビジネスホテルに泊まりましたが、愛媛はお高めホテルに泊まりました。大和屋本店ってところで、温泉街や大和屋本館などに徒歩1分程度で着くところにあります。というかちゃんと調べた訳ではありませんが、道後温泉のホテル・旅館が基本的に温泉街周囲に固まっている印象です。
中々独特なホテルだなぁって印象でした。オレンジジュースの蛇口がありますし、足湯カフェが併設されていますし、能舞台があって公演もやっているみたいですし、浴場には日本酒(とノンアルだったが梅酒も)バーと駄菓子バーがありますし。オレンジジュースと日本酒バーと駄菓子バーは無料でした。日本酒とノンアル梅酒をキメながらうまい棒をバリバリ貪ってました。

道後温泉全体的にオレンジジュースの出る蛇口がある印象。空港にもあった

勿論みかんのシロップ

上がることもできる

もしかしたらすぐ近くにいた家族が不審者を見るような目で自分のことを見ていたのかもしれない
個人的に特に良かったのが併設されているバーですね。おばんさいBAR 梅枝って店で、名前の通り惣菜と酒を楽しめるところです。自分は牛肉のしぐれ煮を頂きました。
自分のホテルの判断基準には「バーが併設されているか」が含まれているんですけど、まさに理想のバーでした。旅行の楽しみの1つが現地の人とのコミュニケーションで、幸いにも店主のマダム御二方が非常に気さくな方々で色々話してくれたのがありがたかったです。

隠れ家みたいな雰囲気のある内装。マダムの1人がかつてIT業界にいたコンピューターおばあちゃんだった話が一番面白かった
夕食は会席料理、朝食はバイキング。夕食は地元愛媛の食材をふんだんに使ったもので、一方の朝食は愛媛に留まらず瀬戸内全体の食材や料理が出てきました。自作海鮮丼コーナーがあり、自分でも作ったのですが、絵面が酷かったので割愛。






お高いホテルに泊まると毎回会席料理かコース料理だが、少食なので中盤〜終盤の胃がキツくなってきた頃に多大な恐怖を抱く
道後温泉はこの辺で、次は下灘駅。
これもテレビなりネットなりで見たことがある方が多いと思いますが、実は道後温泉から行きやすいんですよね。まぁ片道1時間くらい掛かりますが。駅からの景色はもちろん、電車に乗っている時に見える景色も良かったです。あとイルカが泳いでいました。余談ですが例の景色以外の事前情報なしで行ってみて下さい。面白いものが見られます。

Supported by 地元のおばちゃん。コレだと分かりづらいが、人の数がえぐい

看板

某透き通るような世界観のゲームで登場しましたね。まぁまだこの分のストーリー読んでませんが
とまぁ長々と垂れ流してきましたが、この辺にしておきます。
実際に予定を決めたり現地を巡ったりしていると自分の想像を遥かに超えた数の魅力がありましたし、全都道府県制覇したらここ絶対行きたいって思ったものもありましたしで、非常に良い経験になりました。
勿論上記はどれも素晴らしかったですし、上記以外にも魅力に満ち溢れたところが沢山ありますので、気になる方は一度行ってみるといいのかぁと思います。
最後に一言。4泊5日で四国制覇はやらない方がいいです。1県をじっくり楽しみましょう。